INTRAVITREAL INJECTION
硝子体注射
網膜や脈絡膜の病気に注射を行う治療です。
硝子体注射は、目の奥にある硝子体腔へ抗VEGF剤を直接注射することで、網膜や黄斑に生じた病気を治療する方法です。特に、異常な新生血管の抑制や、黄斑のむくみ(黄斑浮腫)の改善に高い効果があります。
抗VEGF剤は
1新生血管の増殖をおさえる
2むくみを軽減し視力を改善させる
効果が非常に強く、視力維持には重要な薬物治療です。
処置は短時間で痛みも少なく、日帰りで受けられる治療です。
治療のポイント
硝子体注射は、1回で終わる治療ではなく 継続することで効果が高まる治療 です。
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● 複数回の注射が基本
初期は毎月、それ以降は状態に応じて間隔を調整。 -
● 画像検査(OCT)で細かく評価
網膜の厚みや水分の状態をチェックし、最適な治療間隔を決めます。 -
● 視力維持のため継続が重要
途中で中断すると再発や悪化のリスクが高まります。 -
● 痛みも少なく短時間で完了
点眼麻酔後、数十秒で注射が完了します。
対象となる主な疾患
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● 加齢黄斑変性(滲出型)
異常な新生血管が生じ、出血・むくみが進む病気。抗VEGF薬注射が最も有効な治療です。 -
● 糖尿病網膜症に伴う黄斑浮腫
むくみによって視力低下が起こるため、注射で腫れを改善します。 -
● 網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫
静脈の詰まりが原因でむくみが発生。硝子体注射が第一選択の治療です。 -
● 強度近視に伴う脈絡膜新生血管
近視が強い方に生じる新生血管の抑制に効果があります。
注意点
硝子体注射は安全性の高い治療ですが、以下の点に注意が必要です。
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注射後によくある症状
● 結膜下出血(白目の赤み)
●軽い痛み・違和感
●一時的なかすみ
いずれも数日で自然に改善します。 -
注射後の注意点
●視力が急に下がった
●黒い影が増えた
●強い痛みが続く
症状が強い場合は早急に受診してください。